4月の相場をひと言で表すなら、**「原油と戦争が主役のまま始まった月」**です。3月までも十分荒れていましたが、4月に入ってからは「その混乱が一時的なものではなく、もっと長引くかもしれない」という不安がかなり強くなっています。Reutersは3月31日の時点で、第2四半期は“oil and war”が金融市場の最大の懸念材料になると伝えていましたし、4月1日にはIEAのファティ・ビロル事務局長が、中東の供給混乱は4月にさらに強まり、欧州経済にも影響が広がると警告しました。つまり4月相場は、最初からかなり重い空気で始まっているわけです。
個人的に、いま一番大事なのは「何が起きるか」より、市場が何を一番嫌がっているかを先に押さえることだと思っています。いま市場が本当に嫌がっているのは、単なる地政学リスクではありません。もっと正確に言うと、地政学リスクが原油高を通じてインフレを押し上げ、中央銀行を動きにくくし、株も債券も為替も全部やりにくくすることです。Reutersは4月1日に、IEAが中東の供給混乱を受けて、4月の損失は3月の2倍規模になり得ると見ていると報じました。これがもし続くなら、原油だけの話では終わりません。物流、企業コスト、家計負担、金利見通しまで一気につながります。
この4月相場で特に神経質になっているのが、ホルムズ海峡です。ここは世界の石油・ガス輸送の大動脈なので、少しでも混乱が長引くと市場はすぐに「供給不足」と「価格高騰」を織り込みにいきます。Reutersによると、OPECプラスは4月2日時点で追加増産を検討しているものの、ホルムズ海峡が閉じたままでは効果はかなり限定的と見られています。しかも今回は、生産量を増やせばすぐ解決するという単純な話でもありません。サウジやUAEには代替ルートがあるものの、全体としては混乱が続いていて、象徴的な増産だけでは市場の不安を完全に消しにくい状況です。 つまり4月相場は、「増産ニュースが出たから安心」とはなりにくい月だと見たほうが自然です。
ここでかなり大きいのが、原油価格そのものです。Reutersは4月2日の時点で、原油価格がほぼ120ドル近辺まで上昇し、戦争が長引けばさらに供給不安が強まる可能性があると伝えています。APも4月3日朝の段階で、WTIが11%超、ブレントが7%超上昇したと報じています。こういう急騰が起きると、市場は単に「油が上がった」とは受け取りません。**“インフレがまた面倒になる”**と受け取ります。ここが4月相場のいちばん嫌なところです。景気が悪くなれば本来は利下げ期待が出て相場の支えになりやすいのに、原油高が強すぎると、物価のほうが重く見られてしまい、中央銀行が簡単に助けに来られません。
実際、Reutersは4月1日に配信した「US financial advisors brace for growing array of risks in second quarter」で、米国のアドバイザーたちが第2四半期の主要リスクとして、ボラティリティ、インフレ、地政学を挙げていると報じています。しかも伝統的な60/40ポートフォリオすら機能しにくいという声も出ています。これはかなり重いです。なぜなら、普通の相場なら株が弱いと債券が支える、あるいは安全資産が逃げ場になることが多いのに、いまは株も債券もやられやすいからです。要するに4月相場は、どこに逃げても簡単ではないと市場が感じている状態です。
この流れの中で、株式市場が4月にどうなりやすいか。個人的には、「すぐV字回復」と見るのはかなり危ないと思っています。Reutersは3月31日の記事で、戦争が長引けば株の調整がさらに深くなる可能性があると伝えていました。さらに4月2日には、原油急騰を受けてアジア株が大きく売られ、日本の日経平均は2.4%安、韓国のKospiは4.7%安となりました。相場はかなり神経質です。もちろん、短期的な戻りはあります。でも、4月相場の基調としては、**「ちょっとした安心材料で戻っても、根本不安が残る限り上は重い」**という見方のほうがしっくりきます。
このあたりをもう少し噛み砕くと、4月に株がやりにくい理由は三つあります。
ひとつ目は、原油高が企業のコストを押し上げること。
ふたつ目は、家計がエネルギー高で弱り、消費が鈍りやすいこと。
三つ目は、そうなっても中央銀行がすぐ助けにくいことです。
この三つが同時に走ると、株にとってはかなり厳しいです。しかもReutersの3月31日記事では、打ちのめされた金融市場が第2四半期に入る時点で、すでにかなり不安定な状態にあると整理されています。つまり、4月相場は「悪いニュースが出てから崩れる」というより、最初から崩れやすい土台の上で始まっているわけです。
一方で、原油高が続くと為替市場もかなり動きやすくなります。とくに日本では円安が目立っています。Reutersによると、4月3日時点で日本の財務相は為替の高いボラティリティと投機的な動きを強く警戒し、行動の用意があると市場をけん制しました。円は1ドル160円に近い水準まで売られていて、日本政府はかなり神経質です。これは4月相場の重要ポイントです。原油高が日本の輸入コストを押し上げ、円売り圧力を強め、その円安がさらに国内物価への不安を大きくする。日本では「中東情勢→原油高→円安→物価高」というかなり嫌な流れができやすいです。
ここ、かなり大事です。
4月の相場を考えるとき、ただ「株が上がるか下がるか」「金が上がるか下がるか」では少し浅いです。いまはむしろ、原油ショックがどの市場にどう波及するかを見たほうが流れをつかみやすいです。たとえば日本では円安が前に出やすい。欧州ではエネルギーコストと景気の悪化が前に出やすい。米国ではインフレと金融政策の難しさが前に出やすい。Reutersが4月1日に伝えたIEAの警告でも、4月以降はアジアだけでなく欧州にも打撃が広がるとされていて、4月相場はかなり広範囲で影響が出る前提で見られています。
では、ゴールドはどうか。ここもかなりややこしいです。本来、中東情勢が悪化すれば安全資産として金が買われやすいはずです。ですが、いまはそう単純ではありません。Reutersが4月2日に報じたように、金はトランプ大統領の対イラン強硬姿勢を受けてむしろ下落しました。理由は、原油高がインフレ懸念を強め、FRBの利下げ期待を後退させ、ドル高と利回り上昇が金の重しになったからです。つまり4月相場では、「危機だから金買い」だけでは読めないのです。危機そのものは金にプラスでも、危機が生む原油高と高金利観測が金にマイナスになる。このねじれがある限り、金は上がる日と下がる日がかなり極端になりやすいです。
個人的には、4月のゴールドを強気一辺倒で見るのはまだ危ないと思っています。もちろん、地政学リスクが強く、安全資産需要が完全に消えたわけではありません。でも市場の主役が「有事の不安」ではなく「有事がもたらす高インフレと高金利」に移ると、金は思ったほど上がりません。だから4月の金を見るなら、チャート以上に原油、ドル、米金利、FRB観測を見たほうがいいです。ここを無視して「不安だから上」と決めつけると、かなり振られやすいです。
そして4月相場で、もうひとつ注目されるのがOPECプラスです。Reutersによると、4月2日時点で主要産油国は日曜会合でさらなる増産を検討していました。市場としては当然、ここに期待したくなります。ですが、個人的にはここも楽観しすぎないほうがいいと思っています。なぜなら、今回の問題は「供給を少し増やせばすぐ落ち着く」という規模ではないからです。Reutersは、ホルムズ海峡が閉じたままでは増産の影響は限定的だと整理しています。つまり、OPECプラスが何か打っても、それだけで4月の相場不安が一気に消える可能性はそこまで高くないです。増産は支えにはなっても、安心材料にはなりきらない。このくらいで見ておいたほうが自然です。
では、4月相場を見ていくうえで何をチェックすればいいのか。ここはかなり絞れます。
まず一つ目は、ホルムズ海峡の状況です。閉鎖が長引くのか、限定的にでも動くのかで、原油の安心感はかなり変わります。
二つ目は、OPECプラスの増産が“本当に効く増産”なのか、それとも象徴的なアピールなのかです。
三つ目は、各国中銀がインフレをどれだけ嫌がるかです。
四つ目は、株がどこまでこの悪材料を織り込んだかです。
この四つを見るだけでも、4月相場の空気はかなりつかみやすくなります。Reutersの各記事を見ても、いまの市場参加者が見ているのはまさにこのあたりです。
特に中央銀行については、4月はかなり難しい月になりそうです。インフレがまた上がりそうなのに、景気は傷みやすい。つまり、どちらに動いても簡単ではありません。Reutersの4月2日記事でも、世界の注意は中東情勢に移っていて、経済データだけでは読み切れない不安が広がっていると伝えています。こういう局面では、相場は「悪い数字が出たから下がる」「良い数字が出たから上がる」と素直にはなりません。むしろ、市場が何を一番怖がっているかで反応が変わりやすいです。4月はいまのところ、その一番がやはり原油ショックです。
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4月相場で個人的に気をつけたいこと
正直、4月は「楽観で取りにいく月」ではなく、無理に決め打ちしないほうがいい月だと思っています。理由は単純で、悪材料が多いからではありません。悪材料が全部つながっているからです。中東情勢、ホルムズ海峡、原油高、インフレ、円安、株安、政策の難しさ。これが別々なら対処しやすいですが、いまは連鎖しています。だから一つのニュースだけを見て判断すると、かなりズレやすいです。
たとえば、原油が少し下がっただけで安心するのは早いですし、株が一日戻ったから底打ちとも言いにくいです。逆に、一日大きく下げたからといって全面弱気に傾くのも危ないです。4月相場はニュース一発で値幅が出やすいので、「方向感」より「背景の変化」を見たほうがいいと感じています。今の局面は、上がる・下がるの当てものより、何が市場の主役になっているかを追うほうが合っています。
そして、日本の読者目線で言うなら、4月相場は他人事ではありません。原油高は日本の家計にもかなり効きますし、円安が重なると影響はさらに強くなります。Reutersが4月3日に伝えたように、日本政府が為替の投機的な動きを強く警戒しているのは、それだけ日本の暮らしや景気に影響が大きいからです。つまり4月相場は、ただマーケットのニュースを追うだけではなく、生活コストや将来不安ともつながる月になりやすいです。ここを意識して記事にするほうが、たぶん読者にもかなり刺さります。
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相場が荒れている月ほど、エントリーの精度だけでなく、資金管理の差がかなり出ます。特に4月みたいにニュース主導で値幅が出やすいときは、方向感が合っていてもロットや損切りの置き方で結果が変わりやすいです。こういう局面では、取引環境を整えておくこと自体がかなり大事になります。
また、相場を継続して追っていくなら、普段のお金の流れを整えておくこともかなり重要です。原油高や物価高が続くと、生活費の管理がそのまま投資判断にも影響しやすくなります。固定費や日常決済を見直しておくだけでも、相場が荒れたときのブレはかなり減らしやすいです。
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最後にまとめると、4月相場は**「戦争だから荒れる」ではなく、「戦争が原油高を通じてインフレと政策を難しくするから荒れる」**相場です。Reutersは3月末から4月初めにかけて、油と戦争が市場の最大の不安材料だと繰り返し報じていて、IEAも4月の供給混乱悪化を警告しています。OPECプラスの増産観測はあるものの、ホルムズ海峡の問題が残る限り、安心材料にはなりにくいです。株も為替もゴールドも、4月は全部この原油ショックの影響を強く受けやすいです。
だから4月の相場を読むなら、結局いちばん大事なのは「原油がどうなるか」です。ここが落ち着けば、株も円も金もかなり見えやすくなります。逆にここが落ち着かない限り、どの市場も戻しては崩れやすいです。4月相場は、原油を見ずに語れない月。個人的には、まずそこを押さえておくのが一番いいと思っています。

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